雑音

かべうちの雑記 / 絵はほぼ版権 / 閲覧非推奨

ここだけの愚痴にさせてください。

 

数年前、ヘタリアにどハマりしていた時、twitter通名フェリクス・ウカシェヴィチくんについて長々とまとめられたツイートが流れてきたことがあった。

ざっくりとした内容しか覚えてないが、元々レギュラーメンバーかつ史実上かなり重要なポジションにも関わらずどんどん登場回数が減ってしまったこと、久々に登場した彼は見た目こそフェリであったが性格が全く変わってしまっていた(らしい)こと、ひまさんはあの懐かしいフェリくんを忘れてしまったのか…みたいな感じだったと思う。リツイで来たのでそこそこ伸びていたはずだ。その時は単純に「こんなこと言うファンいるのか、怖いなあ」くらいにしか思わなかったけど、今思うとあれが公式への抗議の一環だったのか単なる感情の吐露だったのかでだいぶ意味が変わってくるなと思う。私がまさに今、ヒプマイに同じことを感じているからである。

 

ヒプマイは音楽・ドラパ・HPNM・アニメ・アプリ・コミカライズ・ステ…とコンテンツがとにかく多くて、それぞれ関わるスタッフが違うのだから進行が難しかったり世界観割れが起きてしまうのはまあ当たり前だと思う。それで展開が遅いのも当たり前だと思う。それを差し引いても、チームのカラーやファンの意向を大事にしすぎてしまうあまり、一部のキャラが確実に歪み始めている気がしている。

 

私はヨコハマが好きだ。キャラも曲も思い出も全部含めてきっと一生好きだ。だけど、なんか上手く言えないけど、私が知ってるヨコハマって、顔だけはイケメンだけど2枚目でも可愛い担当でもない、もっと泥臭いチームだったと思う。

左馬刻は社会格差に、銃兎は人間関係に、理鶯は己の在り方自体に怯えて現実に歯向かっているんだと思っていた。そんな3人の歪さが重なってできたのが、愚直で繊細で、だけど強靭な正三角形。だった。その泥臭さが正直最近感じられなくなってる。

 

演出とかパフォーマンス自体にはどのコンテンツも何も文句ない。どれも素晴らしいと思う。

だけど、お前はまたその話かよって感じなんだけど、特に理鶯が謎可愛い担当にめちゃくちゃ引っ張られてる。人として確実におかしいけど、生き物として真っ当に努めている彼のことが好きだ。確かにファンから高確率で幼女って呼ばれてたけど、それは時折見せるギャップからくる褒め言葉であって、公式がそこをキャラの主軸にしてしまったら、理鶯が「"Crazy"M」じゃなくなっちゃう気がした。アプリの中の話が極端なのはネタ的な感じなのかなと面白かったので気にならなかった。だけどここ半年、ステを見て、ヒプ波を聞いて、2ndバトルを聞いて、CrazyMにはもう会えないんだなとうっすら思ってしまった。思ってしまった自分を殴りたかった。

理鶯だけじゃない。二郎は大好きな兄に隠し事があったくらいじゃ怒らないんじゃないだろうかとか、独歩はすみませんと頑張りますがもっと裏腹で入り組んだ思考複雑怪奇な人間じゃないのかとか、アサクサは人情に厚いって言ってる割に人当たりの悪さが不自然すぎてどうしたんだろうとか、ちょっとした変な部分ばかり気になってしまう。急に動き出したストーリーに生き急がされているように見える。いろんな伏線を残したまま、1番手のルーツを辿ることが優先されて完結してしまうんだろうか。ヒプマイってみんながちょっとずつずれてて、それを直せないまま、それでも前を向きたいからマイクを握ってるんじゃなかったのか。だからリリックが紡げるんじゃなかったのか。いつからそんなみんな真っ当のお手本みたいなことを言うようになったんだろう。

 

…って思ってるの…私だけなのかな…

昔から、天邪鬼な感情ばかりが頭に浮かんでしまう。ずっと我慢してた。少しずつずれる心に蓋をして、他の人の理想をつつかないように口を閉ざしてきた。

場が盛り下がることが分かりきった本心を口に出すのはファン失格なんだろうか。世の中には夢思考も腐思考もキャラ崩壊思考もこんなに溢れてるのに、マイナスだけ憚られるのは何故だろう。どちらも等しく感情なのに。

嘆く自分も情けなかったけど、思っていることを何一つ口に出せない自分はもっと情けなかった。だからって運営になんとかしてくれって思ってるわけじゃない。吐くことで自分を赦したいだけだ。

 

ヒプマイは今も好きだ。この舵切りで結果的に成功している以上、きっとこれは正しいんだ。暫くしたらきっと慣れて、いつか忘れてしまう。この文は黒歴史になる。それでいい。私たちファンは手を振ることしかできない。もう一杯もらいすぎている。充分だ。

好きだから、大好きだから、故に深く考えすぎてしまうのはよくあることだ。

これが実際にいる人の悪口だったらそれは見える場所で言っちゃダメだけどね。

 

変わってくのは誰のせいでもないけど、ちょっと寂しいよね。という独り言でした。もう言いません。