雑音

かべうちの雑記 / 絵はほぼ版権 / 閲覧非推奨

ハア.......ハア..........抜歯舐めてた。抜いた直後はなんともなかった傷跡が水に触れた途端に自我を持ったみたいにヒリヒリしている。

歯が痛いとかよりもあの緊張感とか先生の独り言とか音にメンタル削られる。抜いた歯、もらってきたんだけど一円玉に匹敵するデカさだった。そりゃ疲れるよね。疲れすぎて何もかもがめんどくさくて寝るにも準備がめんどくさい。お風呂にも入れない。ヒイ。あと一本あるんだけど今から予約が嫌だア^^

 

あまりにも虚無ってたので抜歯後公園でコーヒーを飲みながらぼーっとしてたんだけど、桜の蕾が膨れてたり、不登校児(かな?)っぽい子が制服の友達と一緒に談笑してるのを遠くから眺めたり。優しい時間だった。子供の頃、公園で遊んだ記憶は指折りできるくらいしかないんだけど、大人になってからはやたら行くようになったな。カップ麺食べたり、カラスを観察したり、クローバー探したり。やってることが大人じゃないというのはさておき。遊具に乗ったら怒られるけどできる遊びは割とある。外で気ままにリフレッシュなんて、ちょっとヨーロッパの人みたいじゃない?と心の中で勝手にはしゃいだりしている。

ヨーロッパには今までで計3回行ったが、どの国に行ってもそこそこ広い芝生ではグラサンを掛けた現地の人が何人も日向ぼっこをしていた。私も紛れてしゃがみ込んで、スケッチブックに絵を描いた。誰にも気に留められなくて心地よかった。あんなふうに人目を気にせずレジャーシートを広げて寝転べる緑地は国内にあるんだろうか。

 

そういえば、週末北欧部長のチカさん、とうとう北欧の寿司屋に就職が決まったそうで。ただの一読者の分際なんだけど身内のことのように嬉しかった。おめでとうございます!!あの人のTwitterほんとに好きだった。ゆるくて、優しくて。

この間100ルーティンの本も買って読んだんだけど、この人は最初のきっかけこそは「フィンランド」っていう固有物が好きだったのかもしれないけど、今はそこに紐ずく感覚とか人とか「フィンランド」で繋がれた空間を愛しているんだなと感じた。だってこの本、「京都100ルーティン」とかでも全然作れちゃうもん。悪口じゃなくて、それがいいと思った。大事なのは場所のブランドでも利便性でもなくて、場所のフィーリングで、チカさんにとってのフィーリングがたまたまフィンランドに集中してたって話だ。日常を愛するってこういうことなんだろうなあって思った。

チカさんも公園のベンチに腰掛ける日は、スオメンリンナ島でピクニックしてる人たちのことなどを思い出すんだろうか。むしろ生活の中で考えてない時間の方が少ないかもしれないな。