雑音

かべうちの雑記 / 絵はほぼ版権 / 閲覧非推奨

2つのStella

一昨日(もう3日前か)発表されたVISTYのFor my Stella、昨日初めて視聴してからヘビロテしまくっている。

本音をぶつけ合うはずのラップバトルの舞台にキラキラ仮面ソングをあえてぶつけてくる本物のアイドル。

なんかめちゃくちゃ気に入ってしまった。

 

そういえばヒプマイにハマった時も最初に好きになった曲はStellaだった。MVの宇宙感に見惚れていた。

フォロワーがたまたま二人も同時にハマっていて、彼女の好きなキャラを当てようとして検索したのが始まりだった。その時は幻太郎と乱数とか顔は知ってたけど違うチームどころか別作品だと思っていた。

初めて聞いたのがパピヨンで、おはようイケブクロを聴いて、Stellaを聴いて。話の流れがさっぱりわからなくてFF系のファンタジー世界観なのかと勘違いしていたが、3日後にはすっかり10を理解し、ヨコハマの樹海に魂を鎮めていた。自分でも引くスピードだった。

 

ヒプマイの魅力はコンテンツの幅の広さとキャラクターだと思う。とにかくキャラの解像度がすごい。ここまで息をしてそうな個性を持つキャラたちは2次元にもそういないと思う。ヨコハマが好きになったきっかけも、今思えば曲とかのテイストよりは3人のバランスとかそこに掲げる信念に心底惚れたからだ。世間に牙を剥く姿がほんとに生きてる気がした。非力な私たちの代わりに怒ってくれてありがとう、って思って聴いていた。

コンテンツが広いことで同担の新しい繋がりができたり、今までの人生に縁がなかった事が体験できたりすることの魅力は本当に大きいと思う(3DCGライブとかまさにそれ)。

そしてなぜか占いができるレベルでファンとキャラに親和性がある人がとにかく多い、気がする。ヒプマイで知り合った人は結構いるけど、好きなキャラを聞いて意外だと思った事が1度も無い。たまにファンとキャラの言動がシンクロしすぎて怖い時がある。

私自身ヒプの自担に関してだけは他に類を見ないポンコツになってしまう。他の推しを追っかけてすることはせいぜい二次創作と聖地巡礼ぐらいだが、りおーさんが絡むと虫食もするしガチャガチャの銃も塗装するし毎週カレーも作ってしまう。なんでりおーさんにだけこうなるのかはわからない。危険。

 

パラライを聴き出したきっかけは近藤さんだった。MCカシラ、つまりテニプリ大石秀一郎の声優さんである。

その情報を見て「大石がヤになってラップを歌ってる」絵面が脳内補完されてあまりにも楽しくなってしまったので検索したのが始まりである。

大石はめちゃくちゃ歌がうまい。よく調べたらパラライ、跡部とか手塚とかもいるじゃん。この人たちが絡んでて楽しくないわけがないじゃん。

「だってテニス、楽しいじゃん」の精神で行動しがちなところは流石古のテニクラだなあと自分で思う。

 

ヒプマイのパクリと揶揄されるだけあって、たまにびっくりするくらい見たことあるような情報が出てくるのは事実。

ハマりたての頃は確かにヒプマイの互換みたいに考えてしまっていた感は否定できないけど、全員の声を覚えた頃には全く違うものだと思うようになった。何よりストーリーがいい。決して軽くはないけど、みんなが嫌じゃないレベルでネタにしたり乗り越えたりしていってくれるので聞いてるこっちも思い詰めずに済む。

さらにバトルのノリが完全にスポーツW杯なところがめちゃくちゃいい。パラライの音楽はペンでも剣でもなくあくまで音楽のままなのだ。

音楽は人を傷つける道具じゃない。どっかの部長が言いそうなセリフだが、そういう姿勢に刺さるところがあるんだと思う。所々散りばめられてるメッセージに「そうだね!」って頷きたくなるところがたくさんある。

 

日々生活をしてるとどうしても正解が必要な場面が多いから無意識にいろんなことに優劣や順番をつけてしまうけど、

ほんとは正解もルールもないんだよな。

どっちがいい、とかじゃなくてどっちもいいっていいなと思う。

 

正解もルールも全部なくしたら培った個性がなくなってしまうかもしれないけど、別に死ぬわけじゃない。

どっちでもいいんだから決めたくなったらその時に個性を乗り換えたらいい。そのくらいゆるく強かに構えられるようになりたい。